パニックハウスの大吟醸

東京で活動中のパニックハウスというバンドです。

湯豆腐(猫)

まいまい まいまいまい 発芽米…まいまい まいまいまい 発芽米…


まいです。はじめました。
もう完全に冬になっちゃいましたね。寒くなる=厚着+暖房=眠くなる。なのであります。
コートを着たまま電車に乗ると逆に目的地から遠ざかる。あるあるですね。
冬は毎日どころか毎時毎分毎秒眠い。まいであります。

今朝はあまりに寒かったので、力を振り絞り、ベッドから這い出して温かい紅茶を淹れました。
ラム君に漬け込んだドライフルーツミックスを浮かべた(ついでにラム君を少し入れた)特製アールグレイ。これを飲み、とりあえずの窮地を脱したのであります。
しかし、それでも芯は冷えたまま。そんな冬の朝、生命維持のために人類がとるべき行動と言えば一つ。

猫を、愛でる!

即座に飼い猫をむんずと掴み、もふもふもふもふもっふもっふもっふもっふ、ぎゅもももも…ふぁるるる…ほわほわほわほわ〜ほわ、ほわっ…






ホワイトセル
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感情のおもむくままに猫をフルスイング。軽い運動ですっかり温まった体、満たされた心。Say it loud 猫 is great
猫さえいれば他には何も必要ない。そう、わたしはこのまま家を出て、山の麓の小さな家で猫と共に余生を過ごすのだ。
そして、いつかくる最期の時まで、一緒に桜を見て、海へ行き、稲を刈り、雪だるまに変な顔を描いて過ごそう。毎晩君の隣で夢を見よう。
そんな将来を思い浮かべ、一瞬のヘブン後、視界には猛スピードで逃げていく彼の後ろ姿。
ダメよ、まい。泣いてはダメ。本当はこうなるってわかってたはず。
でも、失った夢だけが美しく見えるのなぜかしら

喪失感に埋め尽くされた私。放心したままDVDプレイヤーのスイッチをぽちり。テレビに映ったのは高倉健萬屋錦之介長門裕之
辛い時や悲しい時、いつもわたしを支えてくれたのは日本侠客伝でした。
赤電車の鉄の見せ場ではさっき枯れたはずの涙が。。
ちょうどよくこたつで眠るべくリビングに現れた猫をギュッ。そしてフルスイング
大好きなシーンを見終えて、恍惚の溜め息を漏らすのでありました。

さて、こうして大満足をえた後、大事にすべきは映画を見終えてから飲む熱燗。ふふふふ…私を待つのは未開封の司牡丹
それまでは、高倉健などが大暴れする様子をわあ、きゃあ、ふぉうと眺めながら、芋焼酎をお湯で割ったものを一杯、二杯、三杯と…まだまだ……いけるで…そう、ここは……


世界の終わり(セカイノオワリ)


しばらくして現世に舞い戻ったわたし。視界には母の優しい顔。耳に入るのは、あんたまた昼からお酒を飲んでたの?ほんとバカなの?どこまでクズなの?という雅やかな短歌。
ふむふむ。なるほど。寝てしまったのだな。はは、いとをかし。

憎きは冬。私の尊厳を奪い去った季節であります。

というわけで、告知です!
次のライブは12月30日、代々木ザーザズーにて。いわゆるライブ納めですね。
予約などお待ちしておりますー!もしよかったら来てくださいね〜